ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2020.2.24 08:40日々の出来事

女性が潜在的に持つパワーは凄い

「ゴー宣道場」全国推進隊長ちぇぶは今日も朝6時過ぎ
には新幹線に乗ってメールを送ってきた。
名古屋に東海設営隊との会場下見や打ち合わせに行って
いるのだ。

ちぇぶと会って打ち合わせしてると、全国から集まる連絡
でスマホは鳴りっぱなし、家ではそのすべてに返信作業を
しているし、東京でも門下生と会って作戦を立てているし、
ボランティアでここまでやる者はいない。

トラブルは常に発生するのだが、ちぇぶは乗り越えていく。
今日は東海設営隊に、関西への協力を要請するそうだ。

「カウンター・デモクラシー」をちぇぶほど本気で信じて
活動している者はいない。
わしが評価するのは当たり前で、嫉妬したってしょうが
ないのだ。
タダ働きで全国を飛び回るちぇぶに反発するのは実に
愚かで醜い。

大概の人間は、カネのため、打算のため、承認願望のため、
自己利益のためにしか動かない。
公のため、国家のために動く者なんか、ほとんどいない。
逆立ちしても自分には出来ないことをやっている者には、
素直に敬意をもって従うのが当たり前である。

山尾志桜里の圧倒的な頭脳明晰さはちぇぶにはないが、
「公」のためへの行動力は両者に共通する。
概して女性の方がスケールが大きくて、度胸があり、
徹底的に前向きに活動する気がしてならない。
こせこせして器量が小さいのは男ばっかりな気がする。

ただし、女性は人数が少ないのだ。
社会を変革するための人数が少ない。
フェミニズム風に言えば、女性が世に出るときは、
男性優位社会を支える名誉男性になってしまう。
そこが残念なところである。

だが女性で有能な個人が持っているエネルギーは大きい。
フェミニズムが嫌う「男らしさ」は、今は女の方にある
のかもしれない。
ただただ、天下国家に関心を持つ人数が女性は少ない。
たまにいたら、男よりパワーがあるのだ。

そういう意味では、田嶋陽子が言うように、専業主婦に
しておくには惜しい人材が、実は多くいるのかもしれない。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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